Fallout3日記

Fallout3日記~番外 全実績コンプ&DLCミニレビュー

フォールアウト3の追加コンテンツが
第5弾「マザーシップ ゼータ」で完結した。
1550
他ゲーやらリアル事情やらで忙しく、
なかなか追加コンテンツをしっかり遊べていなかったのだが、
良い機会…ということで、ようやく
「追加コンテンツまで含めた全実績」の解除を完了!
(大変お世話になったヌカづけ フォールアウト3wikiの編集、
執筆者の皆様にお礼申し上げます)

Fo3
↑合計72個の実績アイコン。
ボルトテック社(ゲーム中の核シェルター管理会社)
のキャラが実にいい味だしてる。

今回はフォールアウト日記の番外として、
ダウンロードコンテンツ(DLC)のプチ評価をしてみる。
価格はそれぞれ800MSP。
(アマゾンで安いプリペイドカード買うと約1000円)
なお、適正レベルはあくまでノーマル難易度時の個人的な印象。

1:オペレーション アンカレッジ(適正レベル15~)
200年前にあった米中戦争の激戦地アラスカ。
当時の戦いを戦闘シミュレータで体験。
戦闘に特化しているのでシナリオはシンプルだが、
入手アイテムが極めて強力かつユニークで、是非欲しい逸品。
シナリオの充実度 ☆☆
入手アイテム   ☆☆☆☆☆
総合評価      ☆☆☆

2:ザ ピット(適正レベル15~)
奴隷の街ピットからの救援要請。
潜入する主人公の前に、巨大な鉄鋼の街ピットが広がる。
熱と蒸気に包まれた街で展開する、苦みばしった大人のシナリオ。
地味だが、しっかり遊んだ感のあるDLC。
シナリオの充実度 ☆☆☆
入手アイテム    ☆☆☆☆
総合評価      ☆☆☆

3:ブロークンスティール(適正レベル:本編終盤~)
他と違って本編エンディング後に始まる「続編」DLC。
本編で壊滅したと思っていた「あの組織」が、まだ生き残っていた…
キャラの最高レベルが20から30に引き上げられ、
多数の新キャラ、新武器追加。
本編を遊んだら、まず最優先でダウンロードしたい。
シナリオの充実度 ☆☆☆☆
入手アイテム    ☆☆☆☆
総合評価     ☆☆☆☆

4:ポイント ルックアウト(適正レベル20~)
リゾート島ポイントルックアウトへ船で上陸。
怪しげなブンガの実、土着宗教の信者らしき人々、襲撃される屋敷…
ホラーチックなシナリオと、広々としたリゾート島のマップと、強力な敵。
サブクエストもたっぷり楽しめる充実DLC。
シナリオの充実度 ☆☆☆☆☆
入手アイテム    ☆☆☆
総合評価     ☆☆☆☆☆

5:マザーシップ ゼータ(適正レベル20~)
謎の電波を受信したら、宇宙船に拉致された主人公。
いかにも50年代な宇宙人の魔の手から脱出せよ。
いろいろな意味でコテコテwな宇宙人たちと戦う味方は、カウボーイにサムライ…?
ある意味お祭りシナリオなので、派手に撃ちまくるべし。
シナリオの充実度 ☆☆☆
入手アイテム    ☆☆☆
総合評価      ☆☆

こんなところだろうか。
まあ、シナリオごとに出来不出来はあるのだが、
どうせなら全部買っちゃえ
、とw
今のところ、これらのDLCはXbox360しかないが、
将来的にはPS3版もディスク収録で発売されるとのこと。
絶対に損はしない上質なRPGなので、
是非とも多くの人にDLC部分も含めて遊んで欲しいと思う。

私もかれこれ軽く100時間以上は遊んでいるが、
いまだに探索していないロケーションが半分くらい残っている

作りこまれた世界のセンスの良さ、
一つ一つ趣向を凝らしたメイン&サブシナリオ…
こういう中身の詰まった上質さは、
是非国内メーカーにも負けじと頑張ってほしいところだ。

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Fallout3日記「9 誇り」~追加コンテンツ・アンカレッジ編~

この世界でミュータントと戦いを続ける武装集団アウトキャスト。
パワードアーマーに包まれ、
重火器を振り回す荒っぽい連中だ。
彼らになりゆきで合流した俺は、奇妙な依頼を受けた。

「われわれの基地の奥にある戦闘シミュレーターをクリアして、
修了者のみが開錠できる武器庫のドアを開いてほしい」

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ただのテレビゲームってわけじゃないらしい。
セキュリティ機能が作動せず、
シミュレータ中で死ぬと、現実でも「死ぬ」
戦場は、200年前に中国軍とアメリカ軍が
死闘を繰り広げたアンカレッジ。

…まったく、悪い冗談のような話だ。
だが200年前の最新装備(こういうと奇妙だが)が満載の武器庫…これは魅力的だ。

ヤバくなったら、さっさと帰ってこよう…そう思いながら、
俺はしぶしぶシミュレータを開始した。

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…目の前に広がる青く冷たい空。
吹きすさぶ雪。
切り立った崖はひたすらに深く、岩山はひたすらにけわしい。
中国軍に占拠されたアンカレッジで待っていたものは
戦いに次ぐ戦い。
ベースキャンプで手配させた部下の兵も次々と倒れていく。

中国軍が制圧していた基地の片隅に、
味方が残した音声テープがあった。
祖国に帰りたい…家族に会いたい…そうこぼしながら、
ここで戦い、散っていった男の足跡。

俺は戦い続け、ようやくシミュレータの最終目的へたどり着き…
なんとか「死ぬ」ことなく、現実へ戻ってきた。


しかし、問題はこっからだった。
「こっち」で待っていたアウトキャスト達は
結局開かずの扉の奥のお宝を、何一つ手に入れられなかった。
武器庫が開かなかったわけじゃない。
むいろ開いたからこそ、ともいえる。
下らない、本当に下らない結末だ。

…「現実」に横たわる亡骸を見ながら俺は思った。

「仮想空間」で誇りをもって死んでいった者たち…
彼らの魂に安息あれと。

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Fallout3日記「8 仕えし者」

核戦争から200年経ったこの世界で
変わらずせっせと働くやつらがいる。

ロボット。
仕事はそれぞれだ。
今でも人を助けて働くものもいれば、
主のいなくなった地を守るものもいる。

彼らはとにかく融通がきかない。
愚直に主のいない場所を淡々と守り続け、
侵入者があれば果敢に戦い、時に壊されていく。

今日、俺はある文書を探して、
公文書館を訪れた。

文書保管庫を目指して奥へ進むと、
次から次へとロボットの群れ。
俺を「侵入者」とみなしている。
容赦のない歓迎だ。

いくつものロボットを破壊しながら、
最奥部までたどり着くと、
似合わないカツラをかぶった一体のロボットがいた。
すごんで詰め寄ってきたが、なんだか滑稽だ。

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「我々はイギリス軍に敗北しない」

…?

話を聞くと、この200年間
彼はアメリカ独立の功労者になりきって
イギリス本国と戦っているらしい。
孤独な世界で、誇りと文書を守り、
「アメリカ独立」のために指揮してきたという。

彼の中では、500年前に終わったはずのアメリカ独立戦争が、いまだ続いていた。

彼を破壊することはたやすい。
でも、そうする気持ちにはなれなかった。
…代わりに俺は「正統な代表者」になりきることにした。

「ついにアメリカは独立を達成した。独立宣言書はこれより安全のため移送する」

独立…200年の悲願が叶った彼が感激の声をあげる。
本当のアメリカは、500年前に独立していて、200年前に滅びた…でも、
そんなことを伝える必要はない。

「これにて任を解く。長きにわたる任務、本当にご苦労だった」

…「長い休息をとらせていただきます」
そう言って、彼は動きを止めた。

カツラをかぶった姿が、
誇らしげに見えた。

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Fallout3日記「7 夢の中」

親父の足取りを追う俺は、
自分が育ったところとは別のVaultシェルターを探すことになった。
親父はそこに向かったという。

入り口は見つかった。
中のシステムも死んではいない。
人の死体もない。
律儀に働いているのはロボットだけだった。
俺は奇妙な機械のある部屋に案内された。

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そして、そこで
…夢を見た。

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平和な世界
平和な生活。
退屈な日常。
崩れてない家。

こんなものは、
核で全てが消える前は、
あたりまえに、
そこらじゅうにあった景色なんだろう。

誰も世界を悲観したり、
戦争の恐怖を口にしたりしない。
くだらない夫婦喧嘩。
隣人の愚痴…

こんな「あたりまえ」が
今の世界にはない。
たとえ夢でも、
そっとしておきたかった。

しかし、明るい歩道を歩く老婆は俺に言ったのだ。

「この悪夢を終わらせて」



…結局、俺は夢を終わらせ…親父と再会した。
他に手はなかったのか?
…心の中では、そう自問していた。

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Fallout3日記「6 楽園」

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奴隷商人の街。
皮肉にも、パラダイスフォールズという。
ここにあったオシャレなショッピングセンターの名前を
そのまま使っているらしい。

楽園。
そう言えなくもないのか。
金を払えば、女だって子供だって買える。
でも、このムカつく気分はなんだ。
肌に合わない。

街から逃げようとした男を見かけた。
だが、奴隷には爆弾入りの首輪がつけられ、
この街から脱走すれば…ボカン。

この街を根城にする奴隷商人たちは、
奴隷を「肉」と呼ぶ。
そこに人格はいらないと告げるように。
ガンショップの若者は、
にこやかに商品の仕入れ方を教えてくれた。

「肉を手に入れるときには、
何人から殺して見せないと。
正義感にかられたオヤジが銃に手を伸ばせば
正当防衛さ」

…胸がまたムカつく。
でも、こいつらはもしかしたら、
ただ自分の欲望に正直なのかも知れない。
腐りきった会話と、
腐りきった暴力の街。

俺はひょんなことから、
3人の子供を街から逃がすことになった。
ただの気まぐれと言っていい。
なんか少しは「マシな」ことをしたくなっただけだ。

金を払って「平和的」に買い取るか。
トリガーに指をかけて、街中の奴隷商人を敵に回すか。
どっちが「正義」なのか俺にはわからない。
できるだけ、平和的に逃がしてやりたい。
そう思いながら、脱走計画を実行した。

だが、それほど甘くはなかった。
俺は騒ぎの中で、何人もの奴隷商人を蜂の巣にして殺した。
一緒に逃げられる、と喜んだ他の奴隷達もバタバタと倒れた。
…救出した3人の子供は、
喜んで自分たちの街へと帰っていった。

これでよかったのか。
俺にはわからなかった。

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Fallout3日記「5 スリードッグ」

「一匹じゃ少なすぎる。二匹でも足りない。
だからスリー!ドッグ!」

いつもノリノリのDJと、
ゴキゲンな音楽を聴かせてくれる男。
ギャラクシーニュースラジオ(GNR)のスリードッグ。

風の音しか聞こえない、
この終末の世界で、
とことん陽気にコイツはDJをする。
街の女に言わせると、
「この世界で、希望を信じている最後の男」
なんだそうだ。
…悪くないね。

だが、コイツのラジオは電波の入る地域が狭い。
いつもチャンネルはGNRに合わせてるが、
旅を始めると、コイツの声はすぐに聞こえなくなる。

今日、聞き込みをしていたら、
どうやらこの陽気なスリードッグが
親父の足取りについて知っているらしい。

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で、顔を見がてら、
俺はGNRビルまでやってきた。
ビルのまわりは、
パワーアーマーを着たゴツいやつらが警備してて、
わんさといるスーパーミュータンントとドンパチ真っ最中。
なんつーヤバいところで
「正義の放送」をやらかしてるんだ…

スリードッグは、
期待どおりになかなかイカしたヤツだったが、
親父の情報は「タダじゃやれない」…なるほど。
じゃあ、引き換えの条件は…?


「アンテナを設置して、ラジオの受信地域を広げてくれ」


…スリードッグらしい。
OKしてやったさ。

で、俺はその後、
ずいぶんしんどい思いをして、
アンテナ設置をやり遂げた。

ラジオのスイッチを入れた。
「俺がスリードッグだ!わおーん!」

馬鹿犬の声がクリアに聞こえてきた。

…悪くない。

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Fallout3日記「4 村の英雄」

緑色の皮膚と、タフでごつい体。
人間を見ると
まっしぐらに襲ってくるスーパーミュータント。

20090111234613


こいつら、
どこから来たのかと。
放射能による突然変異のなれの果て…?
アメコミじゃあるまいに。

まあはっきりしてるのは、
こいつらに話し合いは通じない、
ということと、
捕まったら末路は「とても悲惨」てこと。
ミュータントのアジトに行けば、すぐわかる。
必ず「人間の携帯品」と「謎の肉片」が
入った真っ赤な網袋が転がってるから。
何の肉片かって?…考えたくもない。

今日、ミュータントに怯える村を見つけた。
どんどん村人が連れ去られているという。
頼まれると、イヤと言えない性格は問題だ。
結局ヤツラの根城まで
生存者を救出しにいく羽目になってしまった。

廃墟となった警察署にミュータントは陣取ってる。
そこかしこに地雷まで仕掛けて、ずいぶん念入りだ。
警察署じゅうかけずりまわって、
なんとか二人の生存者を連れ、
村まで帰りついた。
1人は村の医者なのだとか。

これで俺も「英雄のはしくれ」と浮かれてたら、
「助けてくれたのは嬉しいが、
あいつらすぐ村を襲いにくるつもりでいる。結局殺される」
…おいおい。
どこまで世話を焼かせる気だ?

結局、村人に何人もの犠牲を出しつつ、
なんとかミュータント軍団の侵攻を阻止。
今度こそ「村の英雄」になれたらしい。
俺自身も死にかけで、ボロボロだけど…

…なあ、お医者さん、
あんたさ、俺を英雄だって言って、
恩を感じてるっていうんなら、
治療費くらいまけてくれたらどうかな。

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Fallout3日記「3 地雷原」

女の依頼で、地雷原へ行くことにした。
地雷だらけのゴーストタウンがあるのだという。

土産に地雷を一つもってこいとか、
言いたい放題言ってくれる。

20081220212755

いざ街に着くと、
言われたとおりに地雷がゴロゴロしてる。
慎重に一つ一つ解除しては、荷物にしまう。
…店に売れば、それなりの儲けになりそうだ。

ぴしゅっ

…なんだ?

突然、近くにあった自動車の残骸が燃え上がった。
この世界の自動車は核動力だから、
爆発するとシャレにならない。
大急ぎで車から離れる。

自動車が大爆発を起こす。
俺はすんでのところで、
巻き込まれずにすんだ。

慎重に地雷拾いを続ける。

ぴしゅっ

…まさか?

そのまさかだ。
近くにあるさっきとは別の車が
火を噴きつつある。

どうやら、
地雷拾いに夢中になっている俺を
誰かがスナイプしてるらしい。
誘爆に巻き込もうとしている。

壁や瓦礫に隠れながら、スナイパー探し。
見つけた犯人は、白髪を生やした壮年の男だった。
野盗には見えないが…殺されるわけにはいかない。
なんとか距離を詰め、
ハンティングライフルで仕留めた。
死体を調べると、
家の鍵のようなものをもっていた。

街の中にわずかに残る
「まだ建っている」家。
その中の一件がどうやらコイツの家らしい。
鍵を開けて、中にスルリと忍び込む。

20081220213640

…仲間の反撃を予想したが、
中は不思議なほど静かだ。

エントランスわきの階段で、
2階に上がる。
階段を上りきったあたりに、
なぜか野盗の死体が転がっている。

…なんだ?ここは。

2階には子供部屋と、
夫婦の寝室。
幼い子供のための
玩具や本が散らばる。
しかし、子供の姿はない。

部屋の奥で
ようやく1人の住人を見つけた。
それは座った姿勢で眠っているかのような…婦人の死体。
死んでから、ずいぶん経っているようだ。

ようやく俺は、
なぜここが地雷だらけなのか、
あの狙撃者が誰だったのか、
理解できた気がした。


…この世界は、
本当にクソッタレだ。

メガトンへ帰って眠ろう。
そう思った。

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Fallout3日記「2 メガトン」

20081220231153

シェルターから出た俺が
最初に訪れた街、メガトン。

原爆の不発弾のまわりに出来た、
死と隣り合わせの奇妙な街。

家も、通路も、全てが廃材でできた、
朽ち果てた街。

でも、そこには人が住んでいた。

昔悪党だったヤツ、
街の保安官を自認してるヤツ、
ズルくて金に汚いバーの経営者、
ガーターを付けて誘う商売女

…人がいるっていいもんだ、と思う。
汚れきったトイレに、
崩れそうな足場。
爆弾を崇める終末論者のカルトたち。

そんなところでも、
そんなヤツラでも、
誰もいない廃墟と比べたら、
なんか、いいもんだ。

雑貨屋の女が、
サバイバルの本を書きたいと言ってて、
地雷原に行ってくれだの、
放射能を浴びてみろだの、
物騒なことを頼んでくる。

最初、まっぴらだ、と思っていたが、
結局引き受けた。

理由は…そう、金だ。
なぜかコーラ瓶のキャップが、この世界じゃ金の代わり。
シェルターにいた俺は、
そんなゴミを集めているわけがない。
…つまり、スカンピン。

金のないやつには何一つ手に入らない街、
それがメガトン。
ま、仕方ない。

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Fallout3日記「1 外の世界へ」

20081220203051

Fallout3が素晴らしすぎて困る。
他のゲーム全部そっちのけで、
見事にはまってしまった。

微妙にネタバレを含みそうな気もするが、
小説「風」にプレイ日記でも
書いてみようと思ってしまった。

と、いうわけで…
このゲームの良さが、
少しでも伝われば、良いなぁ。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

1「外の世界へ」

20081220203402

俺は、Vault-Tec社のシェルターで生まれた。
親父は技術者、母親は俺が生まれた日に死んだ。

20081220203853

10歳の誕生パーティーで、初めて情報端末「PIP」を腕につけた。
「一人前だ」といわれた。
でも、一度付けたら外せないってのは知らなかった。
このデカい腕輪と一生付き合うことになるらしい。

20081220204942

16歳のある日、
くだらない職業適性試験を受けさせられて、
「プログラマー」になることが決まった。

2077年に世界が核戦争による終末を迎えてから、
200年が経っているという。
Vaultのシェルターだけが、
この世に残った最後の楽園なのだという。

ずっと変わらない、シェルターの景色。
安全で、未来のない、緩やかに死にゆく閉じた世界。
そこでずっとずっと続くはずの人生。


19歳になった。
幼馴染のアマタが俺のところに来たその日、
全ては変わった。
彼女は、俺の親父がシェルターを脱走したと告げた。
シェルターはいつの間にか厳戒態勢で、
親父の助手だった優しいジョナスおじさんは…殺されていた。


--なぜ、安全なシェルターを出ただけで、殺される?
…ここは、何かが、おかしい。


シェルターから出ても、
不毛の、死の大地があるだけだ、
そう聞かされていたが、選択の余地はなかった。
アマタの手引きで、
なんとか分厚いドアは開いた。

20081220210611

そして、
外にあったのは、
初めて見る空と、
見渡す限りの廃墟、
瓦礫の山。

それだけだった。

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