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ゼルダの伝説 時のオカリナ3D~匠の技が光る傑作

10年前に64版で途中までしか遊べなかった
(借りていた本体を友人に返してしまった)ので、
新鮮な気持ちで最後まで遊べた。

不朽の名作、という言葉がある。
いいものはいつまで経っても色褪せない。
あらためて遊んでみて、
「格が違う」とはこういう作品を指すのだ、と思う。やっぱり凄い。
ゲーム作りにおける「匠の技」を満喫させてもらった。

ポリゴンゲームのありようが模索されていた10年以上前に、
ここまで空間の広がり、その自由さを生かした
アクションアドベンチャーを作ったというのは驚嘆である。
往復の手間と時間を熟慮しつつ設計されている練られたマップ構成、
空間を生かしたギミックの配置、解法とヒントの提示の仕方、
対処法が単調にならないように熟考された敵の行動。
…どこからどこまで、隅から隅まで、
丁寧に手間をかけ、心を配って作られたゲーム世界がある。

今どきのゲームにある、リアルな背景や、CGムービーがあるわけじゃない。
セリフがフルボイスというわけでもない。
しかし、面白いゲームを作るのに、そんなものは必須条件ではない
ということを再認識させられる。

10年前と比較して、今回最も大きな変化といえば、3D機能への対応だろう。
実は初日、3Dボリュームを20%程度にして遊んでいたところ、
1時間遊んだだけで翌日ひどい疲れ目になってしまった。
どうなることかと心配していたのだが、
画面を注視しすぎないように、少し力を抜いた二日目からは
それほど負担に感じなくなった。
今では、3D感をより堪能したくなり、
3Dボリューム半分程度まで上げて遊んでいる。

3DS本体のジャイロを使って視点移動することができるのだが、
そうすると画面枠の向こうに本当に空間が広がっているようだ。
狭い画面の携帯機なのに、これまでのゲームでは感じたことのなかった
「空間」感覚。慣れるとやみつきである。
もう3Dなしでは寂しくて…w

少々話は脱線するが「最近の若いゲーマー」
(10代後半~20代前半くらい)と話すと、
そのゲームを含めた経験の薄さに愕然とすることがある。
好きなゲームは?と聞くと、PS2やPSPでメタルギア、無双、テイルズ、モンハン。
女子だとゲームを選ぶ理由がキャラ萌え…好んで読む本はライトノベルと同人誌。
それでいて、ゲーム製作の仕事につきたい…
なんて言ってたりするのを聞いてると、さすがに不安になってくる。

国内のアニメ・ゲーム業界をとりまくマーケティング戦略が直撃した、
そうした層を別に否定はしない。
否定はしないが、そうして恐ろしいほど限定されたコンテンツに
触れただけの経験で、ゲームとして面白いものを作れるとは到底思えない。
ゲーム製作を志すなら、まずこの時オカを遊んでみてほしいものだ、と思った。
好き嫌いは別として、このゲームの優れている点、製作者が心を砕いている点を
もし「理解できない」とすれば、
それはあまりにも根源的なゲーム性へのアンテナが低い、のではないかと。

ゲーム好きを自称していて未プレイなら、是非遊んでみてほしい。

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コメント

一部のゲームは
キャラクターの絵と声優を発表するのが重大発表扱いの最新情報ですからね
ならアニメで良いじゃんってなる

昔アニメーターになれずにゲーム業界に流れてきた人間が成長せずに出世した業界ですから
10年前は映画コンプレックスだった人間がゲーム作って
今はアニメオタクが作ってるだけの違いでゲームの中身はどうでもいい

これからも少しずつニッチになって縮小していくだけかと

投稿: ksk | 2011年7月 5日 (火) 02時30分

さらに、ゲーム以外の娯楽すべて・・・映画に代表される創作物全般だけでなく、スポーツや各種レクリエーションなど興味を持って欲しいですね。
何が面白いのか? 人の興味を引くのか? を理解できないと、どこかで見たハンコのようなゲームしか出てこなくなります。
現実はそうなりかけていますけど・・・

投稿: コグマ | 2011年7月 6日 (水) 15時22分

ソニー叩き記事じゃないとアクセス数増えないですよ

MSファンはあなたに期待してるんです
ソニーを追い込んで360が日本でも普及するようにがんばってください

投稿: あsds | 2011年7月 6日 (水) 18時43分

>このゲームの優れている点、製作者が心を砕いている点を
>もし「理解できない」とすれば、
>それはあまりにも根源的なゲーム性へのアンテナが低い、のではないかと。

ゲームしてて製作者の意図とか考えますかね。
面白いか・つまらないかの二つが全てですよ。
余程心酔するようなゲームなら、貴方のように製作者が心を砕いている点とか考えちゃうんでしょうけど。
そういう人もいるんでしょうが、全ゲーマーがそう思えなければ馬鹿みたいに言うのは変な気がします。
自分の好きなゲームを褒めたい気持ちはわかりますが、盲信的に他者を排する様な言い方は良くないかと。

最近の若いゲーマー…のくだりもそうです。
仕方ないですよ、その世代はPS・PS2世代でしょうし、販売台数からしてそういう人が多いのは必然なんじゃないのかと。
64にもセガにも名作は多く在りましたけどね(ナイツやマリオ64等)。

テイルズの初期やMGSは間違いなく名作ですよ。ナンバリングされるごとに面白みも少なくなりましたけど。そういう初期の頃の驚きに憧れて製作者を目指してる人のほうが多い気がします。
間違っているかもしれませんが、どうもハードの括りで評価をしているように見えるんですよね、その書き方ですと。

ゼルダですが、ゼルダは面白かったですね。ジャイロを使っての没入感は気に入りました。どうせなら大きい画面でジャイロできれば最高なんですけど…wiiUのゼルダに期待しております。

投稿: WB | 2011年7月10日 (日) 14時42分

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